ご当地キャラの日 (記念日 5月11日)

ご当地キャラの日

くまモン関連商品の売上累計は1兆円を超え、ひこにゃんが登場した彦根城では観光客数が約2倍に跳ね上がり、経済効果174億円とも試算されました。ご当地キャラクターは地域の「顔」にとどまらず、観光・物販・メディア露出を一手に引き受ける経済装置として機能しています。その熱狂を組織として後押しすべく、滋賀県彦根市に本部を置く一般社団法人・日本ご当地キャラクター協会が制定したのが「ご当地キャラの日」です。日付は「ご(5)とう(10)ち(1)」という語呂合わせに由来し、2014年(平成26年)に日本記念日協会に認定・登録されました。

記念日が生まれる前年、ご当地キャラ史に残る一大イベントがありました。2013年1月27日、全国各地のキャラクターが長崎県佐世保市のハウステンボスに100体以上集結し、「5分間以上リズムに合わせてダンスする」という「世界最大のマスコットダンス」でギネス世界記録に認定されたのです。無数のキャラクターが一堂に会するスケール感が、ジャンル全体への注目を一気に押し上げました。

2017年5月時点で同協会に登録されているキャラクターは252体。しかしご当地キャラの世界はさらに広く、くまモンのように協会会員ではないキャラクターも多数います。くまモンが採用した「著作権フリー(熊本県の許可取得で無料利用可)」戦略は圧倒的で、商品・媒体を問わず爆発的に拡散しました。2014年だけで643億円超のグッズ売上を記録し、地域活性化の成功モデルとして今も語り継がれています。

街を元気にするキャラクターの役割は、グッズ売上だけにとどまりません。SNS時代には観光PRとしての発信力も増し、地域の祭りやイベントに登場するたびに大きな集客効果を生みます。252体が登録されていようと、その地域に住む人々が愛着を持って育て続けることが、ご当地キャラが長く輝くための何より大切な条件なのかもしれません。