コットンの日 (記念日 5月10日)

コットンの日

肌着、Tシャツ、タオル——日常のいたるところに溶け込んでいるコットン(木綿)ですが、その魅力を改めて広く知ってもらおうと、日本紡績協会が1995年(平成7年)に5月10日を「コットンの日」として制定しました。「コッ(5)トン(10)」という語呂合わせに加え、夏物衣料の店頭販売が最盛期を迎える5月という時期も日付選びの理由になっています。記念日は一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されています。コットンの主成分はセルロースです。植物の細胞壁や繊維を構成するこの物質のおかげで、木綿は引っ張りに強く伸びにくいという特性を持っています。しかも吸湿性が高く、汗をかいても蒸れにくい。肌触りの良さも相まって、夏の衣料や肌に直接触れる下着に長く使われてきた理由がここにあります。洗濯を重ねるほど柔らかくなる、という育てる楽しさもコットン素材ならではです。

日本紡績協会は、この記念日の制定と合わせて「ジャパン・コットン・マーク」を設けました。国内で製造された綿の原糸・生地、またはそれらを使用した製品であることを示すマークで、綿100%の製品には「ピュア・コットン・マーク」、綿50%以上の製品には「コットン・ブレンド・マーク」と、2種類に分けて表示されます。素材選びの際、このマークが一つの目安になります。

コットンの日には、アパレルメーカーや繊維業界でPRイベントが開かれることもあります。毎年「コットン・アワード」として著名人が表彰を受けるイベントも行われており、業界の枠を越えてコットンの魅力が発信されています。5月の衣替えシーズンに、手持ちのコットンアイテムをあらためて引っ張り出してみるのも良いかもしれません。