小鉢の日 (記念日 5月8日)

小鉢の日

毎年5月8日は「小鉢の日」です。「こ(5)ばち(8)」という語呂合わせから、兵庫県神戸市に本社を置くフジッコ株式会社が制定し、2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。この記念日には「いつもの食卓に小鉢をプラスして、和食の理想である一汁三菜を実践してほしい」という願いが込められています。

一汁三菜とは、ごはんに汁物、主菜ひとつ、副菜ふたつを組み合わせた日本の伝統的な食事スタイルです。室町時代の武家の饗応料理に起源をもつとされ、栄養バランスに優れた食べ方として現代でも理想の食卓として語られます。現代の食卓ではメインのおかずに偏りがちですが、小鉢をひとつ加えるだけで野菜・海藻・豆類など不足しがちな栄養を手軽に補えます。厚生労働省と農林水産省が定める「食事バランスガイド」でも副菜の重要性は繰り返し強調されており、小鉢という習慣が果たす役割は小さくありません。

小鉢とは小形の鉢・小さな食器のことであり、そこに盛られた料理そのものを指す言葉でもあります。和え物、浸し物、酢の物、煮びたしなど、ちょっとした副菜をひとつ食卓に加えるだけで食事の彩りも栄養バランスも変わります。

フジッコは豆製品や昆布製品でおなじみのメーカーですが、「佃煮小鉢シリーズ」もロングセラー商品のひとつです。「花ごぼう」「しょうが煮」「味わかめ」などの種類があり、素材の味を活かしながらご飯との相性を徹底的に追求した仕上がりが特徴です。百貨店や専門店で人気のご飯のおともを小分けパックで手軽に楽しめると、幅広い世代から支持されています。健康に根差した食品を数多く手がけるフジッコが「小鉢の日」を制定した背景には、日本の食文化を守りたいという思いがあります。