さくらパンダの日 (記念日 5月6日)
24歳で末期の乳がんと診断され、医師から告げられた余命は1ヶ月。それでも長島千恵さんが抱き続けた最大の夢は、「ウェディングドレスを着ること」でした。2007年4月、すでに病状が進行していた彼女の姿と想いは、後にドキュメンタリー映画となり、多くの人の心に刻まれました。
毎年5月6日は「さくらパンダの日」です。東宝映画『余命1ヶ月の花嫁』を製作した「April Bride」Projectが制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されました。日付は、長島千恵さんの命日である2007年(平成19年)5月6日に由来します。
記念日の名称は、長島千恵さんが闘病中に傍らに置いて励まされ続けたキャラクター「さくらパンダ」にちなんでいます。さくらパンダは、松坂屋(現:大丸松坂屋百貨店)の公式キャラクターで、2007年3月の松坂屋上野店リニューアルオープンと同時に誕生しました。上野公園の桜と上野動物園のパンダをモチーフにしており、口癖は「まつぅ」。そのリニューアルの年、ちょうど千恵さんの闘病の時期と重なり、ぬいぐるみが病室に寄り添いました。映画『余命1ヶ月の花嫁』は、2009年(平成21年)5月9日に公開されたノンフィクション作品です。千恵さんが伝えようとした「乳がん検診の大切さ」と「生きることの素晴らしさ」を映画という形で広く届けるため製作され、公開に際しては乳がん検診キャラバンも実施されました。
「さくらパンダの日」には、千恵さんが生前に伝えたかった乳がん検診への意識を、より多くの人の心に残してほしいという願いが込められています。乳がんは早期発見による治療効果が高く、定期的な検診が重要とされています。命日を記念日として刻むことで、彼女の想いを語り継ぐ機会とする取り組みです。