コロッケの日 (記念日 5月6日)

コロッケの日

「コ(5)ロ(6)ッケ」の語呂合わせで5月6日に制定されたコロッケの日。制定したのは、香川県三豊市に本社を置く冷凍食品メーカー「株式会社味のちぬや」で、春の行楽シーズンに家族でコロッケを食べてほしいという願いが込められています。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。

コロッケのルーツはフランス料理の前菜「クロケット」(croquette)です。「バリバリ食べる」を意味するフランス語の動詞「クロケ」(croquer)が語源で、それが訛って「コロッケ」という名前が生まれたとされています。クロケットはホワイトソースやひき肉を衣で包んで揚げたもので、18世紀ごろからフランスの食卓に登場していました。明治時代の文明開化とともに日本へ伝わり、当初は洋食店で出される高級料理でした。

コロッケが庶民の食べ物として広まった転機の一つが、昭和初期に登場した「肉屋のコロッケ」です。関東大震災後に精肉店を開いた料理人が、見栄えの悪くなった肉の切れ端やラードを有効活用してコロッケを作り始めたのが発端とされています。作り方を同業者に無料で教えたことで全国の肉屋に広まり、手頃な惣菜として定着しました。大正末期から昭和初期にかけてはトンカツ・カレーライスとともに「大正の三大洋食」と呼ばれるほど大衆に浸透し、現在では精肉店の店頭販売にとどまらず家庭料理としても定番の一品です。味のちぬやをはじめとするメーカーが冷凍コロッケの開発を進めたことで揚げたてに近い味を手軽に楽しめるようになり、日本独自の進化を遂げたコロッケは海外でも「Korokke」という名前でそのまま通じる日本料理の一つとして知られています。