午後の紅茶の日 (記念日 5月5日)

午後の紅茶の日

1986年10月13日、日本で初めての本格的な缶入り紅茶飲料が誕生しました。

誕生のきっかけは1980年代に加速した飲料市場の多様化でした。コーヒー飲料やウーロン茶といった茶系飲料が次々と登場するなか、麒麟麦酒(現・キリンビバレッジ)は1984年に甘みの強い缶紅茶「ウィティ」を発売しましたが市場に受け入れられず、甘さを抑えた本格的な紅茶飲料への転換を図りました。キリンビバレッジが発売した「午後の紅茶」は、「紅茶は熱いもの」という常識を覆し、冷たくても透明感のある色を保つ「クリアアイスティー製法」を開発することで商品化を実現した技術的な革新を伴うブランドです。「アフタヌーンティー」を直訳したシンプルなネーミングとともに、日本の缶飲料市場に紅茶という新ジャンルを切り開き、その後のお茶系缶飲料の普及を後押ししました。

発売後もラインアップの拡充が続き、1988年にミルクティー、1989年にレモンティーを加えてレギュラーシリーズ3種が出揃いました。1990年代には日本人の紅茶消費を大きく押し上げ、「午後ティー」という愛称で世代を問わず広く定着しています。現在のレギュラー商品には「ミルクティー」「ストレートティー」「レモンティー」「おいしい無糖」の4種があります。「午後の紅茶の日」は、ブランド発売から30年目を迎えた2015年(平成27年)にキリンビバレッジが制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録された記念日です。日付は「ご(5)ご(5)」と読む語呂合わせで5月5日とされており、行楽シーズンに多くの人に「午後の紅茶」と共に過ごしてほしいという思いが込められています。