国際助産師の日 (記念日 5月5日)

国際助産師の日

1990年(平成2年)に国際助産師連盟(ICM)が日本での国際評議会で制定し、1992年(平成4年)から毎年実施されているのが「国際助産師の日」(5月5日)です。英語では「International Day of the Midwife」と呼ばれています。

この記念日の目的は、助産師の業務の重要性をできるだけ多くの人々に伝え、社会全体の意識を高めることにあります。毎年その年のテーマが設定されており、2000年(平成12年)までは「2000年までにすべての人々に安全な出産を」というテーマが掲げられていました。2009年(平成21年)から2015年(平成27年)にかけては「助産師は以前にもまして求められている」というテーマのもと、活動が展開されました。

この日を中心に、各国の助産師や助産師協会が主体となって街頭行進や集会などのイベントが世界各地で実施されます。単なる啓発活動にとどまらず、政策立案者や医療機関への働きかけの場ともなっており、国際的な連帯のもとで助産師の地位向上と母子保健の改善が訴えられています。

日本における助産師の資格は、保健師助産師看護師法(保助看法)によって定められています。助産師になるには、まず看護師免許を取得したうえで、助産師の国家試験に合格することが必要です。なお、現行制度では男性は助産師資格を取得できません。2009年(平成21年)時点での日本国内の助産師数は36,943名で、そのうち約56%が病院に勤務しています。出産は医療行為であると同時に、女性の人生における大きな節目でもあります。その現場に寄り添い、母子の安全を守る助産師の存在は、どの国においても欠かせないものです。国際助産師の日は、その専門職としての役割と価値を社会に改めて問いかける機会となっています。