うすいえんどうの日 (記念日 5月4日)
グリーンピースとも呼ばれる「うすいえんどう」は、さやを取り除いて中の実を食べる「実えんどう」の一種です。粒が大きくてふっくらしており、皮が薄くて甘みが強いのが特徴で、この「皮が薄い」という特徴が名前の由来とも言われています。日本一の生産量を誇るのが和歌山県で、全国シェアの50%以上を占めます。中でも御坊市・みなべ町・印南町などが集まる日高地方が一大産地で、JA紀州では「紀州うすい」として地域団体商標を取得しています。栽培面積は日高地域だけで約205ヘクタールに達し、収獲のピークはゴールデンウィークを挟んだ5月上旬です。「うすいえんどうの日」は、和歌山県農業協同組合連合会が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録された記念日です。日付は収獲最盛期である5月上旬にあたること、そして「みどりの日」という祝日にうすい豆の爽やかな緑を重ね合わせたことによります。この日には各地で豆むき大会などのイベントも開催されます。なお「うすい」という名前については、明治時代にアメリカから導入された実えんどうが大阪府羽曳野市の碓井地区で栽培されたことに由来するという説もあります。その後産地が南へ移り、現在は和歌山県が主産地となっています。
豆ご飯・卵とじ・炊き合わせなど、シンプルな調理法でその甘みを活かせる点が料理好きに好まれる理由のひとつです。塩ゆでにしてそのまま食べるだけでも十分に甘みが楽しめます。一方、流通エリアは主に関西圏に限られており、関東ではほとんど見かけません。旬の期間も短いため、関西の青果店やスーパーでは「うすい豆」の表示を見かけたら即購入する人が多い、春限定の野菜です。