ファミリーの日 (記念日 5月4日)
5月4日は、長い間「曖昧な日」でした。1985年(昭和60年)に祝日法が改正され、国民の祝日に挟まれた日は自動的に「国民の休日」になると定まったとき、5月3日の「憲法記念日」と5月5日の「こどもの日」に挟まれたこの日はようやく休日になりました。しかし名前がありませんでした。そこで中華料理レストラン「東天紅」を展開する株式会社東天紅が、日本に「家族全体の記念日」がひとつも存在しないことに着目し、この日に相応しい愛称を公募しました。
2,500通を超える応募が集まり、作家の嵐山光三郎の協力を得て選ばれた名称が「ファミリーの日」です。1988年(昭和63年)に東天紅が正式に制定しました。なお、5月4日は2007年(平成19年)の祝日法改正により「みどりの日」として国民の祝日に格上げされ、かつての「国民の休日」という位置づけはなくなっています。名称を公募した時点では、この日がいずれ祝日になるとは誰も想像していなかったことでしょう。
東天紅は1961年(昭和36年)、東京・上野の不忍池のほとりに第1号店を開業しました。地上8階・地下2階、総客席数3,000席という規模は、当時の日本では前例のない巨大な中華料理店でした。料理のスタイルは広東・福建料理をベースに日本人の味覚に合わせた独自のアレンジを加えたもので、宴会や冠婚葬祭の場として定着していきました。現在は日本料理店「海燕亭」やカフェ&バー「Cafe53」なども展開し、外食グループとして多角化しています。本社は東京・上野の池之端に置かれています。
5月15日は「国際家族デー」です。1994年を「国際家族年」と定めた国連が、翌1995年以降この日を記念日として制定しました。家族の重要性と家族に関わる課題への認識を高めることを目的としており、世界各地でさまざまな取り組みが行われています。
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