エメラルドの日 (記念日 5月4日)

エメラルドの日

クレオパトラは自分の名前を付けた鉱山を所有し、エメラルドを愛用していたとされています。古代エジプトでは紀元前3000年頃からすでにエメラルドが採掘されており、ファラオたちがこの緑色の宝石を珍重してきた歴史があります。世界四大宝石の一つに数えられるエメラルドは、人類の文明と並走するかたちで約5000年にわたり愛され続けてきた宝石です。

現在、宝石用エメラルドの80%以上はコロンビア産と言われています。コロンビアでの採掘の歴史はスペイン人が到来する以前にさかのぼり、先住のインディオたちがすでに採掘を行っていました。16世紀にチボール鉱山、ムゾー鉱山が相次いで開かれ、以来コロンビアは世界最大の産地としての地位を確立しました。コロンビア産エメラルドの特徴は、青みを含まない純粋で鮮やかな緑色にあり、他の産地のものとは明確に区別されます。なかでもムゾー鉱山は最高級品を産出する鉱山として業界内での評価が高く、コロンビア産エメラルドの品質を象徴する存在です。

エメラルドはベリル(緑柱石)の一種で、その色はクロムやバナジウムによるものです。和名は翠玉(すいぎょく)または緑玉(りょくぎょく)といい、宝石言葉は「幸運」「幸福」「誠実」。5月の誕生石としても広く知られています。

5月4日は「エメラルドの日」です。2000年(平成12年)にコロンビアエメラルド輸入協会が制定し、日本記念日協会により認定・登録されました。当初は4月29日の「みどりの日」に合わせて設けられた記念日でしたが、2007年(平成19年)に「みどりの日」が5月4日へ移動するのに伴い、記念日の日付も変更されました。緑色の宝石エメラルドを「みどりの日」という国民の祝日とともにPRするという、日本ならではの発想で生まれた記念日です。