五三焼カステラの日 (記念日 5月3日)
カステラが日本に伝わったのは16世紀、ポルトガルとの南蛮貿易が盛んだった長崎が発祥地とされています。ポルトガル語の「パン・デ・ロー」に由来するとも、スペインの古王国カスティーリャの名が訛ったともいわれるこの菓子は、小麦粉・卵・砂糖・水飴を合わせた生地を型に流して焼き上げるシンプルな製法ながら、職人の腕によって仕上がりが大きく変わることで知られています。
その長崎カステラの世界に「五三焼(ごさんやき)カステラ」という特選品があります。名前の由来は生地に使う卵黄と卵白の割合、すなわち卵黄5対卵白3という配合比にあります。通常のカステラよりも卵黄の割合を高めることで、生地はしっとりと密度が増し、深みのある甘さと豊かなコクが生まれます。卵黄が多い分だけ焼き加減の見極めも難しく、熟練の職人のみが扱える高度な技術が求められる逸品です。また「五三の桐」は皇室の家紋にも使われる格調ある紋様として広く知られており、大切な贈り物を桐箱に収めて贈るという日本古来の文化ともあいまって、五三焼カステラは冠婚葬祭や各種慶事における上質な贈答品としての揺るぎない地位を確立しました。
この五三焼カステラを看板商品に据えるのが、長崎県雲仙市に本社を置く有限会社和泉屋です。同社は卵の飼料まで指定して品質管理を行っており、使用する卵のコクが味わいの核心にあるといいます。生地の底に沈んだザラメの食感と甘さもカステラの持ち味を引き立てる要素で、焼き上げには長年の経験を積んだごく一部の熟練職人だけが携わります。その味は「職人の技の結晶」とも称されています。
5月3日の「五三焼カステラの日」は、和泉屋が制定し2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録された記念日です。日付は「五」と「三」で5月3日。この日には「カステラづくり体験 ペアご招待」や「和泉屋商品詰合せ」が当たるプレゼントキャンペーンが実施され、五三焼カステラの知名度向上と、より多くの人にその味を届けることが目的に掲げられています。
代表的な商品には、定番の「五三焼カステラ0.6号 10切入」(税込1,400円)や、桐箱入りで格式ある贈り物として選ばれる「五三焼カステラ(桐箱入)1.5号」(税込4,200円)があります。
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