ごみの日 (記念日 5月3日)
日本では毎年約4,000万トンもの一般廃棄物が排出されています。令和4年度の環境省データによると、1人が1日に出すごみの量は880グラム。家庭系に限っても496グラムと、ペットボトル1本の重さの数十倍に相当する量が毎日捨てられている計算です。
5月3日は「ごみの日」です。「ご(5)み(3)」という語呂合わせが由来で、ごみ問題への関心を高めることを目的に制定されました。ごみとは、使い終わって役に立たなくなった紙くずや食べ物のくず、その他の廃棄物の総称です。
ごみの分別方法は燃えるごみ・燃えないごみ・粗大ごみ・資源ごみ(プラスチック、缶、びん、ペットボトル、古紙など)に大きく分かれます。ただし細かい分類ルールは自治体ごとに異なります。これは1970年(昭和45年)に制定された「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」で、各市町村が地域の実情に合わせて廃棄物処理計画を策定することが定められているためです。引っ越し先で分別のルールが変わり、戸惑う場面も多いのはこうした仕組みによるものです。
ごみをリサイクルするという発想は、実は江戸時代から根付いていました。使い終わった紙を回収してちり紙などに漉き直す「紙屋」や、古着・古道具を扱う行商人など、現代でいうリユース・リサイクルの仕組みが庶民の生活に組み込まれていました。3Rの精神は新しい概念ではなく、日本に古くからある慣習です。
現代の日本のリサイクル率は約19〜20%前後で推移しており、ドイツの約65%やベルギーの約60%と比べると大きな差があります。環境省は2027年度のリサイクル率目標を28%に設定しており、分別・回収体制のさらなる整備が課題となっています。なお鹿児島県大崎町は独自の徹底した分別により、リサイクル率83%という数値を達成しています。
5月30日は「ごみゼロの日」です。語呂合わせで「ご(5)み(3)ゼロ(0)」。こちらは環境美化を目的にクリーン運動などが各地で実施されます。5月3日と5月30日、2つの「ごみの日」は毎年5月のうちにまとめてやってきます。
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