本仕込の日 (記念日 5月1日)

本仕込の日

1993年5月1日、日本の食パン市場に「もっちり」という新しい食感が登場しました。それがフジパン株式会社の「本仕込」です。当時の食パンといえば「ふんわり」とした柔らかさが主流で、もっちりした食感の食パンはほとんど存在しませんでした。「本仕込の日」は、その発売日である5月1日を記念日として制定したものです。

開発のきっかけは、当時の社長・舟橋正輝が「ブームで終わらない、本当においしい食パンを作ろう」と呼びかけたことでした。米を主食とする日本人の味覚に合わせ、炊き立てご飯のようなもっちり・しっとりした食感を目指して試行錯誤が続きました。北海道産バター、北海道産砂糖、瀬戸内産の塩など国産原料にこだわりながら、数多くの問題を解決して誕生した商品です。

商品名の由来も独特です。食パンの名前にカタカナが主流だった時代に、製造現場の従業員が丹精込めて生地を作る姿が「清酒を仕込む杜氏」に重なって見えたことから「本仕込」と名付けられました。食パンに漢字の商品名を採用した先駆けでもあります。発売から30年以上が経ったいまも、この商品名は変わっていません。誕生以来8回のリニューアルを重ねながらも、もっちりした食感と小麦の豊かな香りという根本的な特長は受け継がれ、2023年には発売30周年を迎えました。現在は「本仕込食パン」を核に、「本仕込レーズン食パン」「本仕込贅沢な厚切」「本仕込うすぎり」「本仕込バターロール」など幅広いラインナップに展開しています。

フジパン株式会社は1922年(大正11年)5月1日、舟橋甚重が名古屋市中区長岡町に「金城軒」を創業したのが始まりです。

「本仕込の日」は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。