鯉の日 (記念日 5月1日)
タンパク質やビタミンが豊富な淡水魚・鯉を食べてもらおうと、茨城県行方市に本部を置く全国養鯉振興協議会が制定したのが5月1日の「鯉の日」です。日付は「こ(5)い(1)」という語呂合わせによるもので、日本記念日協会により認定・登録されています。行方市は霞ヶ浦・北浦に面した水郷地帯で、食用養殖鯉の生産量が全国トップクラスを誇る産地でもあります。
記念日に合わせて「鯉を食べて健康を守ろう」キャンペーンが展開されます。鯉は高タンパク・低脂肪で消化がよく、ビタミンB群なども含んでいることから、健康食材としても注目されています。代表的な鯉料理としては、薄切りにして冷水にさらして身を締める洗い(鯉の刺身)、甘辛く煮た甘露煮、鯉を味噌仕立てで丸ごと煮込む鯉こくなどがあります。鯉こくは滋養強壮の料理としても古くから知られ、産後の女性に食べさせる風習が各地に残っています。
コイ(鯉)はコイ目コイ科に分類される淡水魚で、比較的流れが緩やかな川や池・沼・湖・用水路などに幅広く生息しています。外見がフナに似ていますが、口もとに2対の口ひげがあることが大きな特徴です。頭や目が体に対してやや小さく、雑食性で適応力が高いことから、古くから日本各地の水辺に親しまれてきました。寿命は普通20〜30年以上で、条件によっては70年以上生きる個体もいると言われています。観賞用の錦鯉は世界的にも人気が高く、1970年代から海外への輸出が本格化し、現在は80カ国以上で愛好されています。品評会で高評価を得た個体は数百万円から数千万円の値がつくこともあります。江戸時代から続く日本固有の養殖技術が、世界市場でも高く評価されています。