カリフォルニア・レーズンデー (記念日 5月1日)
1kgのブドウからわずか200gしか作れない——それがカリフォルニア・レーズンです。太陽の下で2〜8週間かけて天日干しされることで、ブドウが持つ糖分・ミネラル・ポリフェノールがギュッと小粒に凝縮されます。5月1日の「カリフォルニア・レーズンデー」は、このレーズンの原料となるナチュラル・シードレス種のブドウが花を咲かせ、実をつけ始める時期に由来しています。
カリフォルニア・レーズンの歴史を語るうえで欠かせない人物が、1876年にスコットランドからカリフォルニアへ移住したウィリアム・トンプソンです。彼が種なしブドウ「トンプソン・シードレス」を発表したことで、レーズンの大量生産への道が開かれました。現在、世界のレーズン生産量の約40%がカリフォルニア州産で占められており、同州は文字どおり世界最大のレーズン産地となっています。
主な産地はカリフォルニア州サン・ホアキン・バレーです。東側にそびえるシエラネバダ山脈からの豊富な水を農業用水として活用しながら、年間降雨量250mm以下という乾燥した気候の中でブドウを栽培しています。この少雨・強い日差しという条件が、天日干しレーズンの製造に理想的な環境をつくり出しています。収穫後のブドウは畑に広げてそのまま自然乾燥させる「サントレイ製法」が伝統的な手法で、防腐剤や砂糖は一切加えられていません。
栄養面でもレーズンは優秀なドライフルーツです。鉄・カルシウム・カリウムといったミネラル類に加え、葉酸や食物繊維、皮由来のポリフェノールを豊富に含んでいます。一般に「おやつに食べすぎると糖分が心配」と思われがちですが、適量であれば血糖値管理にも取り入れられると研究で示されており、その栄養密度の高さが再評価されています。日本市場でのシェアNo.1を誇るカリフォルニア・レーズンは、洋菓子・パン・料理の食材としてだけでなく、そのままつまめる手軽なおやつとして家庭に定着しています。
この記念日を制定したカリフォルニア・レーズン協会は、アメリカ・カリフォルニア州に本部を置く団体で、日本でのさらなる認知拡大と消費促進を目的に活動しています。記念日は一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されています。