フォニックスの日 (記念日 4月29日)

フォニックスの日

英語を読むとき、単語をひとつひとつ丸暗記しなくても、文字と発音のルールを組み合わせることで初見の単語が読める——そのしくみが「フォニックス」です。毎年4月29日は、英語教材の開発・出版・販売や英会話教室の運営を行う株式会社mpi松香フォニックス(東京都渋谷区代々木)が制定した「フォニックスの日」です。日付は「フォ(4)ニッ(2)ク(9)ス」という語呂合わせに由来します。

フォニックスとは、英語の発音と文字のルールを体系的に学ぶ音声学習法です。たとえば「発音 /k/ は、綴り c・k・ck のどれかで書かれる」というルールを覚えることで、初めて見た単語でもそれぞれのパーツの発音を組み合わせて正しく読み上げることができます。日本語の50音表が「あ行はア・イ・ウ・エ・オ」と文字と音を対応させているのに近い発想ですが、英語の場合はアルファベット26文字に対して数十のフォニックスルールが存在するため、その整理と習得を支援するのがフォニックス学習の役割です。

「フォニックスの日」は2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。グローバル社会のなかでフォニックスの効用をより多くの人に知ってもらい、英語教育の底上げに貢献することを目的としています。

記念日を盛り上げるキャンペーンとして、mpi松香フォニックスはフォニックスアルファベット・ジングル「A〜Z」を読み上げる動画をSNSに投稿して応募するイベントを実施しています。フォニックスアルファベット・ジングルとは、「A /a/, /a/, apple」のように、文字の名前・その文字が表す音・その音で始まる単語を1セットにして、AからZまで順番に唱えるものです。26文字すべてを通して発音することで、英語の音と文字の対応関係を体感できます。

英語教育においてフォニックスが注目される背景には、従来の「聴いて覚える」だけのアプローチの限界があります。語彙量が増えるにつれ、知らない単語に出会ったとき自力で読む力が求められますが、フォニックスはその「自立した読みの力」を早い段階から育てることができます。特に幼児・小学生段階での導入が効果的とされており、英語圏の初等教育でも広く採用されている学習法です。