タッパーの日 (記念日 4月27日)

タッパーの日

タッパーウェアブランズ・ジャパン株式会社(旧:日本タッパーウェア株式会社)が制定した記念日で、毎年4月27日がその日にあたります。1963年(昭和38年)のこの日、同社が日本に設立されたことが由来です。

タッパーウェアのルーツはアメリカにあります。発明者はアール・サイラス・タッパー(Earl Silas Tupper、1907〜1983年)。第二次世界大戦中に化学品工場でポリエチレンの原料と出会い、軽くて丈夫な新素材の可能性に着目しました。1946年に会社を設立し、密封性の高いプラスチック容器を世に送り出します。蓋を「バーチャー(げっぷ)させる」ように押してはめ込む独自の密封機構は、当時としては画期的なものでした。

しかし当初、タッパーウェアはデパートや小売店での販売がうまくいきませんでした。転機をもたらしたのは、ブラウニー・ワイズという女性セールスマンです。彼女は「タッパーウェアパーティー」という販売スタイルを考案。友人・知人の自宅に集まって製品を実際に使ってみせながら販売するこの方式は爆発的に普及し、1951年以降は全米でホームパーティー形式のみの販売に切り替わりました。主婦が自分で稼げるビジネスモデルとして、当時の女性たちに強く支持されたのです。

日本にタッパーウェアが上陸したのは1963年。アメリカと同じホームパーティー商法がそのまま導入されました。折しも電気冷蔵庫が家庭に普及し始めた時代で、冷蔵保存に適した密封容器への潜在需要は高まっていました。湿度の高い日本の気候の中で、お茶・のり・乾物・梅干しなどを新鮮に保てるタッパーウェアは、日本の食文化ともよく合い、「タッパー」という名称は次第にプラスチック密封容器全般の代名詞として定着していきます。

ただし、「タッパー」はタッパーウェア社の登録商標です。本来は同社製品にのみ使える名称であり、他社のプラスチック容器を「タッパー」と呼ぶのは厳密には正確ではありません。この記念日には、そうした商標への理解を広め、ブランドのさらなる認知向上を目指す意図が込められています。「タッパー」という言葉に親しんでいる人ほど、改めてその名の由来を知る機会にしてみてはいかがでしょうか。