子ども読書の日 (記念日 4月23日)
4月23日は、国連のユネスコが定めた「世界図書・著作権デー(世界本の日)」と同じ日付です。この日に合わせて日本では「子ども読書の日」が設けられており、子どもたちが本と出会う機会を国全体で後押しする取り組みが行われています。
「子ども読書の日」は、2001年(平成13年)12月に制定された「子どもの読書活動の推進に関する法律」によって定められた記念日です。所管は文部科学省で、子どもの読書活動への関心と理解を広め、子どもが自ら積極的に本を読もうとする意欲を育てることを目的としています。この法律が生まれた背景には、深刻化する活字離れへの危機感がありました。2000年(平成12年)、国会は同年を「子ども読書年」とする決議を採択し、読書環境の整備を国を挙げて支援する姿勢を打ち出しました。翌年に制定されたこの法律は、そうした取り組みを継続的・制度的に支える役割を担っています。毎年この日を中心に、出版社・書店・図書館などの団体が加盟する公益社団法人「読書推進運動協議会」が主催するイベントが全国の図書館や学校で実施され、読み聞かせ会やブックフェアなど、子どもが本に親しめるさまざまな催しが企画されます。
読書週間は年に2回あります。春は4月23日から5月12日までの20日間が「こども読書週間」、秋は10月27日から11月9日までが「読書週間」です。
スマートフォンやゲームが子どもの余暇を占める現代において、読書習慣の形成は学力や言語能力の発達にも深く関わるとされています。「子ども読書の日」は、そうした現状に向き合いながら、一冊の本が子どもの世界を広げるきっかけになることを願って設けられた日です。