タイタニック号の日 (記念日 4月14日)
1912年4月14日深夜、北大西洋の海上で人類史上最悪の海難事故のひとつが起きました。イギリスの大型客船「タイタニック号」が氷山に激突し、翌15日未明にかけてわずか2時間40分で沈没。乗客乗員2208人のうち1513人が死亡または行方不明となりました。
タイタニック号は、イギリスのホワイト・スター・ライン社が建造した当時世界最大の客船です。1912年4月10日、サザンプトン港からニューヨークへ向けた処女航海に出発しました。「不沈船」と称され、最新の安全設備を備えていると謳われていましたが、出発からわずか4日後、ニューファンドランド沖で流氷が多数漂流する海域に差し掛かったところで氷山と衝突し、船体が浸水。深夜という状況もあり、多くの乗客が逃げ遅れました。
この事故では、救命ボートの不足・流氷監視体制の甘さ・無線電信の運用上の問題など、複数の安全管理上の欠陥が重なっていたことが明らかになりました。この惨事を教訓として、その後の国際海上安全条約(SOLAS条約)の整備や氷山監視を行う国際氷山パトロールの設立など、船舶の安全基準が抜本的に見直されることになりました。
1997年、この沈没事故を題材にした映画「タイタニック」がジェームズ・キャメロン監督・脚本によって制作されました。レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが主演を務め、史実の沈没劇を背景に貧しい青年と上流階級の女性の悲恋を描いた作品です。全世界での興行収入は18億3500万ドルに達し、2009年の「アバター」に抜かれるまで映画史上最高の世界興行収入としてギネスブックに登録されました。日本でも興行収入262億円を記録し、2001年の「千と千尋の神隠し」に抜かれるまで国内1位でした。
映画は1998年の第70回アカデミー賞で作品賞・監督賞・撮影賞・歌曲賞・音楽賞・衣裳デザイン賞など11部門を受賞。セリーヌ・ディオンが歌う主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」も世界的な大ヒットとなりました。映画パンフレットの販売部数も日本国内で153万部を記録しています。