新型インフルエンザ対策の日 (記念日 4月13日)

新型インフルエンザ対策の日

2009年(平成21年)4月12日、メキシコで新型インフルエンザの最初の患者が確認された。その患者はその後死亡し、これが世界規模の感染拡大の始まりとなった。翌2010年(平成22年)、この日を忘れないよう、4月12日が「新型インフルエンザ対策の日」として一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

問題のウイルスはA型インフルエンザウイルスのH1N1亜型に属するもので、豚の間で流行していたウイルスが農場などで豚から人へ直接感染し、そこから人から人へと広まったとされる。当初は「豚インフルエンザ」と呼ばれていたが、後に新型インフルエンザとして扱われるようになった。感染は急速に世界各地へと広がり、2009年(平成21年)6月11日、世界保健機関(WHO)は警戒水準を最高段階のフェーズ6に引き上げ、正式にパンデミックを宣言した。

この新型インフルエンザによる被害は世界規模に及んだ。全世界でおよそ14,000人が死亡したとされ、感染者数はさらに膨大な数にのぼった。日本国内では感染患者数が500万人以上と推計され、203人が死亡したと政府より発表されている。感染が確認されてからわずか2ヶ月ほどでパンデミックが宣言されるほど、拡散のスピードは異例のものだった。

記念日を制定したのは、東京都練馬区にある「練馬桜台クリニック」の永野正史理事長である。同クリニックでは透析患者への感染リスクを最小化するため、個室での透析をはじめとする積極的な感染対策を実践している。

新型インフルエンザのような感染症は、一度パンデミックが発生すると短期間で世界中に広がる。この記念日は、パンデミックに対する備えを継続することの重要性を改めて認識するために設けられた。日々の感染予防意識と医療体制の整備が、次の脅威に備える上で欠かせない。