酔い止めの日 (記念日 4月10日)
車やバスに乗ったとたん気分が悪くなる——そんな経験を持つ人は少なくありません。乗り物酔いは医学用語で「動揺病」と呼ばれ、揺れや加速・減速が繰り返されることで引き起こされる自律神経の乱れです。そのメカニズムは、耳・目・筋肉という三つの感覚器官が送る情報のズレに起因しています。読書やスマートフォン操作で酔いやすいのも同じ理由です。目は手元の静止した文字を追っているため「動いていない」と判断しますが、内耳は「揺れている」と正直に報告する。このギャップが大きいほど、脳の混乱も深まります。逆に、遠くの景色を眺めていると視覚が「動いている」という情報を取り込めるため、内耳との矛盾が少なくなり酔いにくくなると説明されています。
耳の奥にある内耳には「三半規管」と「耳石器」という平衡感覚を担う器官があり、体の傾きや回転を感知しています。乗り物に乗ると、これらの器官は揺れや速度変化を敏感にとらえます。一方、目は車内の本やスマートフォンを見ているとき「静止している」という情報を脳へ送ります。内耳からの「動いている」という信号と、視覚からの「止まっている」という信号——この矛盾した情報を受け取った脳が混乱し、自律神経が乱れることで吐き気やめまいが生じるのです。これを「感覚混乱説」と言います。
また、精神的な不安や緊張も乗り物酔いを悪化させます。過去に酔った経験が記憶として残り、乗車前から脳が不快な状態を予測してしまうのです。不安感が自律神経をさらに刺激するという悪循環に陥りやすいため、「また酔うかもしれない」という思い込みが実際の症状を引き起こすこともあります。
そんな乗り物酔いの不安を和らげるために生まれたのが、株式会社浅田飴の酔い止め薬「トラベロップQQ」です。「せき・こえ・のどに浅田飴」のキャッチコピーで知られる同社が、医薬品・医薬部外品・健康食品の分野で培ってきた技術を活かして開発しました。水なしで服用できるドロップタイプで、ぶどう・サイダーの2つの味を用意。苦い薬が苦手な子どもでも服用しやすい「良薬にして口に甘し」な薬として、家族みんなで楽しく旅行を楽しめるよう設計されています。
4月10日は「よ(4)いど(10)め」の語呂合わせから「酔い止めの日」として浅田飴が2016年(平成28年)に制定しました。ゴールデンウィークや修学旅行、夏休みといった行楽シーズンを前にしたこの時期に、乗り物酔いへの備えを改めて意識してほしいという願いが込められています。旅行前に酔い止めを手元に置いておくことが、安心して旅を楽しむための一歩になるかもしれません。