笛吹市桃源郷の日 (記念日 4月10日)
市内に約30万本の桃が一斉に花を咲かせる光景は、まさに「桃源郷」という言葉がふさわしいものです。桃の生産量・耕作面積ともに市町村別で日本一を誇る山梨県笛吹市では、3月下旬から4月上旬にかけて市内全域がピンク色に染まり、南アルプスの山並みを背景に広がる桃畑の絶景を求めて、県内外から多くの観光客が訪れます。「笛吹市桃源郷の日」は4月10日。元日から数えてちょうど100日目にあたること、「百(もも)」と書き表せること、「し(4)あわせになる桃花(とうか・10日)」という語呂合わせを重ねた日付で、笛吹市が2015年(平成27年)に制定し、日本記念日協会に認定・登録されました。
記念日の前後、3月中旬から4月中旬の約1か月間には「笛吹市桃源郷春まつり」が開催されます。市内各地を会場にウォーキングイベントや地元産品の出店、桃の里マラソンなど多彩なプログラムが組まれており、「桃源郷の日」を記念した花火も打ち上げられます。水芭蕉の群落が広がる境川地区のミズバショウ春まつりも同時期に催され、桃だけでなく様々な春の花が楽しめるのも笛吹市ならではの魅力です。
山梨県は全国の桃生産量のおよそ3割を占める最大の産地で、笛吹市はその中心を担っています。扇状地に広がる桃畑は「日本一の桃源郷」とも称され、旬の夏には農園での桃狩り体験も人気を集めます。笛吹市で主に栽培されているのは「日川白鳳」や「白鳳」、「川中島白桃」といった品種で、早いものは6月下旬から収穫が始まり、8月下旬まで次々と旬を迎えます。花の季節だけでなく、収穫期の夏にも多くの来訪者が足を運ぶ産地です。この記念日は、こうした笛吹市の「日本一の桃源郷」としての知名度向上と観光振興を目的として設けられました。