食と野菜ソムリエの日 (記念日 4月9日)

食と野菜ソムリエの日

全国に5万人以上の有資格者を持つ「野菜ソムリエ」。その普及を支える日本野菜ソムリエ協会が制定したのが、毎年4月9日の「食と野菜ソムリエの日」です。日付は「し(4)ょく(9)」と読む語呂合わせに由来し、野菜や果物のある豊かな食生活について広く考えるきっかけをつくることを目的としています。この記念日が目指すのは、単に野菜を食べようという呼びかけにとどまりません。食の魅力を伝える人材を通じて「食を楽しむ社会」を実現すること、そして家族でいっしょに食卓を囲む時間を大切にすることも、制定の大きな狙いのひとつです。記念日は一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されています。

日本野菜ソムリエ協会の前身は、2001年(平成13年)8月に誕生した日本ベジタブル&フルーツマイスター協会です。同時期に資格認定もスタートし、当初は「ベジタブル&フルーツマイスター」という名称で知られていました。2010年(平成22年)3月以前の取得者はこの名称で呼ばれており、その後「野菜ソムリエ」へと改称されています。現在の事務局は東京都中央区築地に置かれています。

「野菜ソムリエ」は民間資格のひとつで、野菜や果物に関する幅広い専門知識を持つことを認定するものです。目利きや栄養の知識はもちろん、素材に合った調理法、美しい盛り付け方まで、食にまつわるさまざまなスキルが求められます。資格の使命として掲げられているのが「生産者と生活者の架け橋となること」。農家と消費者をつなぐ存在として、日々の食卓を豊かにする役割を担っています。

協会が掲げるビジョンは「食を日常的に楽しめる社会」と「農業を次世代に継承できる社会」の実現です。2016年(平成28年)時点で全国に約5万3000人が資格を有しており、料理教室の講師や食品業界のプロから、食への関心が高い一般の方まで、幅広い層が取得しています。有資格者はスーパーの野菜売り場でのPOP制作や産地PR、学校での食育授業など、生活に身近な場面で活躍しています。