ホヤの日 (記念日 4月8日)
「海のパイナップル」とも呼ばれるホヤは、甘味・塩味・苦味・酸味・旨味の五つの味覚をすべて併せ持つ、世界でも珍しい食材です。4月8日は「ホヤの日」。「ホ=フォー(4)ヤ(8)」という語呂合わせから、ホヤが多く出回る4月に設定されました。記念日は2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されています。
ホヤは脊椎動物の祖先ともいわれる原索動物に属する海洋生物で、「ホヤ」という名前は、形がランプの火を覆うガラス製の筒「火屋」に似ていることに由来します。鮮やかなオレンジ色の殻にゴツゴツとしたボディ、2本の角という独特の外見を持ち、食用サイズに成長するまで3〜4年を要します。岩や貝殻に固着して育つ固着性の生物で、成体になると移動せず、海水をろ過しながら植物プランクトンを食べて生きています。
宮城県は日本一のホヤ産地として知られ、三陸沿岸では垂下式の養殖が盛んに行われています。この記念日を制定したのは、仙台市でホヤ専門店「まぼ屋」を展開する株式会社飛梅です。ホヤはその個性的な風味から若い世代や県外の人に馴染みが薄い食材ですが、「まぼ屋」は活ほやの刺身をはじめ、ほやポテト、ほやパッチョ、ほやカツレツ、ほや鉄板ステーキ、ほや餃子など、初めてでも食べやすい多彩なメニューでホヤの可能性を広げています。ホヤに合う地酒とともに楽しめる点も、専門店ならではの魅力です。
栄養面でも注目される食材で、ビタミンB12・ビタミンEが豊富なほか、鉄・亜鉛などのミネラルも多く含まれています。疲労回復に役立つグリコーゲンも豊富で、低カロリーながら栄養価が高い点が特徴です。