世界保健デー (記念日 4月7日)

世界保健デー

1980年、WHO(世界保健機関)は人類史上初めて天然痘の根絶を宣言しました。その設立日である4月7日が「世界保健デー」です。

WHOの設立は、第二次世界大戦後の国際秩序の再編と深く結びついています。1945年に国連が発足し、翌1946年に国際保健会議で「世界保健機関憲章」が採択されました。そして1948年4月7日、この憲章が26カ国の批准を経て発効し、WHOが正式に活動を開始しました。本部はスイス・ジュネーヴに置かれています。現在の加盟国数は194カ国で、国連加盟国のほぼすべてに相当します。

世界保健デーは、第1回世界保健総会の決定により、1950年から毎年4月7日に実施されることになりました。WHOは毎年、国際保健における重要課題をテーマとして掲げ、各国でイベントや啓発活動が展開されます。過去のテーマには「より公平で健康的な世界を築くために」(2021年)、「公衆衛生を向上させた75年間」(2023年)、「健やかな始まり、希望ある未来」(2025年)などがあり、その時代ごとに異なる健康課題が取り上げられています。

WHOの活動領域は広範にわたります。天然痘根絶のほか、ポリオの世界的な撲滅推進、HIV/エイズへの対応、世界的流行病(パンデミック)への国際的な対処枠組みの整備などが代表的な活動です。また、医薬品・ワクチンの国際基準の策定や、各国の保健医療システムの強化支援も重要な役割を担っています。日本では、公益社団法人日本WHO協会が中学生を対象とした作文募集のほか、一般向けの健康セミナーも開催するなど、健康への関心を高める活動を行っています。