春巻きの日 (記念日 4月6日)

春巻きの日

「春巻き」の名前は、立春の頃に新芽の野菜を巻いて作ったことに由来します。

4月6日は「春巻きの日」です。香川県三豊市に本社を置く株式会社「味のちぬや」が制定し、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。日付の由来は語呂合わせで、「春」を4月、「巻き」を「ロール(6日)」と読ませています。新年度を迎えるこの季節に春巻きを食べて幸せを巻きとってほしいという思いが込められています。味のちぬやは冷凍食品メーカーとして量販店・コンビニ・外食産業に幅広く流通しており、冷凍春巻きの製造・販売でも知られています。

英語圏では「スプリングロール(spring roll)」という名で流通しており、「春巻き」をそのまま直訳した形です。ベトナム料理でおなじみの生春巻きは、スプリングロールより後に伝わったという経緯から「サマーロール(summer roll)」と呼ばれています。春から夏へという季節の順番をそのまま当てはめた、ユニークな命名の経緯です。こうした名称の違いは、中国料理が各地に広まる過程でそれぞれの文化に溶け込んだ証でもあります。

具材は時代や地域によって大きく異なります。中国発祥の当初は旬の野菜が中心でしたが、現在の日本では豚肉・タケノコ・シイタケ・春雨などを炒めた具が定番です。東南アジアでは海老や米粉の皮を使うタイプも広く作られています。日本の家庭に春巻きが普及したのは冷凍食品が広まった昭和40〜50年代頃とされており、現在では冷凍タイプが市場の大きな割合を占めています。揚げずにそのまま食べる生春巻きスタイルも含めると、皮の素材・具材・調理法が地域ごとに異なり、世界各地で独自の進化を遂げた料理です。