よごそうデー (記念日 4月5日)
「よごれること」を後ろめたく感じる必要はない——そんなメッセージを発信するために、花王株式会社が制定したのが「よごそうデー」です。日付は「よ(4)ご(5)そう」という語呂合わせに由来し、毎年4月5日に当たります。2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されました。
制定のきっかけは、「アタック」の誕生30周年です。花王の衣料用洗たく洗剤「アタック」は1987年(昭和62年)に発売され、コンパクト洗剤の先駆けとして広く普及しました。30年の節目を迎えた2017年に、ブランドの原点でもある「よごれと向き合う」姿勢を記念日という形で表現しました。花王は東京都中央区日本橋茅場町に本社を置き、家庭用品・化粧品・食品など幅広い分野で事業を展開しています。
記念日に込められた思いは、単なる洗剤のPRにとどまりません。子どもから大人まで、よごれを気にせず夢中になって楽しんだり挑戦したりすることで成長してほしい、という願いが背景にあります。花王が行った調査では、「子どもが汚れて帰ってくると気になる」という母親が76%に上る一方、「好きなだけ汚れて遊ぶ経験をした方がよい」と答えた母親は90%にのぼりました。汚したくないという気持ちと、思いきり遊ばせたいという気持ちの葛藤が、多くの親のリアルな声として浮かび上がっています。花王は「よごそう.com」のウェブサイトを通じてこのテーマを継続的に発信しており、「いちばん よごそう コンテスト」の受賞作品の掲載や、スペインの「トマティーナ(トマト祭り)」などを紹介する「世界のよごそう祭り」のコーナーも設けられています。汚れることを肯定的に捉える文化が世界各地に根付いていることを伝え、日本の家庭における「汚れ」への意識を変えようとする試みが続いています。
2017年4月5日の制定記念イベントでは、アーティストのJUN INOUE氏と、東京・世田谷区の保育園「ロハスキッズ・センター クローバー」の園児たちがワークショップを行いました。テーマは「みんなで春をつくろう」。園児たちが全身を使って絵の具まみれになりながら作品を仕上げ、よごれることを全力で楽しむ様子が話題を集めました。