しあわせ写真の日 (記念日 4月4日)

しあわせ写真の日

「ひきこもりよ、さようなら」。このスローガンを正面から掲げるのが、神奈川県川崎市川崎区に事務局を置く一般社団法人・全日本福祉写真協会(AJWPA)です。健常者・高齢者・障がい者の区別なく、カメラというツールを手にして世界とつながり、人々が交流することを使命とする組織で、写真文化を通じた社会参加の促進に長年取り組んできました。同協会が制定した「しあわせ写真の日」は、2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により正式に認定・登録されています。

日付の4月4日は、「し(4)あわせ(4)」という語呂合わせによるものです。

「しあわせ写真の日」のコンセプトの核心にあるのが「フォトレター」という文化です。新年度を迎えた春爛漫の4月に、大切な人へ感謝・愛情・友情の気持ちを写真に添えて渡し合うことで、お互いに「しあわせ」を実感し「HAPPY」になることが目的とされています。SNSやメッセージアプリで瞬時に画像を送り合える時代に、あえて「写真を贈る」「フォトレターを届ける」という行為に込められた意図は、受け取る相手を意識して一枚を選ぶ丁寧さにあるといえます。シャッターを切る行為が誰かへの思いを形にする手段になる——全日本福祉写真協会の活動には、写真文化の本質的な価値を日常生活に取り戻そうとするメッセージが込められています。

同協会では毎年「しあわせ」をテーマにしたフォトコンテストを実施しており、健常・障がいを問わず広く作品を募集しています。生活の中にある何気ない幸せの瞬間を写真で表現するというコンセプトは、参加へのハードルを低くし、多くの人が写真と真剣に向き合うきっかけとなっています。ひきこもりがちな人が写真を持って外に出る、撮った写真を誰かに贈る——そうした小さな一歩が、社会とのつながりを少しずつ取り戻す手助けになるという考え方が、この協会の活動全体を貫いています。

4月4日、誰かに贈りたい一枚を撮ってみませんか。