歯周病予防デー (記念日 4月4日)

歯周病予防デー

成人の約8割が歯周病にかかっているという事実を、あなたはご存じでしょうか。厚生労働省の歯科疾患実態調査が明らかにしたこの数字は、日本人の口腔衛生における深刻な現状を示しています。10代の子供でさえ、約5割が何らかの歯周病の症状を抱えているとされています。

4月4日は「歯周病予防デー」です。

この記念日は、歯周病罹患率80%という現状を改善しようと活動する「Goodbye Perio プロジェクト」が制定しました。同プロジェクトは全国の歯科衛生士たちが立ち上げた取り組みであり、歯肉のプラークコントロールという新たな歯周病予防法の普及を目的としています。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。

日付の4月4日には2つの意味が込められています。1つは「4(シ)周病」「4(ヨ)防」という語呂合わせ。もう1つは、プロジェクトが本格的に活動を開始した2012年(平成24年)4月4日にちなんでいます。

歯周病(Periodontal disease)は、「歯肉炎」という初期症状と、それが進行した「歯周炎」の2段階に分けられ、この両者を総称して歯周病と呼びます。歯肉炎の段階では、歯ぐきが赤く腫れたり、ブラッシング時に出血したりする症状が現れますが、痛みが少ないため見過ごされがちです。一方、歯周炎まで進行すると、歯を支える骨(歯槽骨)が溶け始め、最終的には歯が抜け落ちる原因となります。国内の歯周病患者数が多い背景には、この初期段階での自覚症状の乏しさが大きく関係していると考えられています。

「Goodbye Perio プロジェクト」が特に重視しているのは、若い世代への情報発信です。歯肉炎の状態であれば、適切なケアによって健康な歯ぐきへ戻すことができます。同プロジェクトはこの正しい情報とともに、デンタルフロスなどを活用した歯肉のプラークコントロールの方法を広く伝えることで、将来の歯周炎への進行を食い止めることを目指しています。歯周病予防デーは、日々の口腔ケアを見直すきっかけとなる日です。