オカマの日 (記念日 4月4日)
3月3日の桃の節句と5月5日の端午の節句、その中間にあたる4月4日が「オカマの日」とされています。女の子の日と男の子の日のあいだに、そのどちらでもない日を置くという発想は、日付の選び方としてわかりやすく、同時にどこかユーモラスでもあります。
「TSとTGを支える人の会」が1999年2月に「トランスジェンダーの日」として正式に制定しました。この団体は1996年から活動しており、男女の二項対立では捉えきれない性のあり方を社会に広く伝えることを活動の軸に置いていました。「オカマの日」という通称は広く定着していますが、もともとは性的マイノリティへの社会的理解を深めるための記念日として設けられたものです。制定にあたっての詳細な経緯や団体の現在の状況については明確な情報が残っておらず、現時点では不明な部分が多くあります。
一方で、1985年4月4日に大阪ミナミのニューハーフパブ「ベティのマヨネーズ」がオープンし、毎年この日にイベントが開催されるようになったことが、この日付の認知を広めた一因とも言われています。その習慣が新宿二丁目など他の繁華街にも伝わり、4月4日がLGBTQコミュニティにとってのひとつの節目として知られるようになりました。
「オカマ」という言葉は、現代では差別的なニュアンスを持つとして使用を避ける場面も増えています。もともとは性別越境者やトランスジェンダーを指す言葉として使われてきましたが、当事者の間でも受け取り方は異なり、一概に否定的な意味だけで使われているわけではありません。記念日の名称としてこの言葉が使われている背景には、制定当時の文化的な文脈があります。
なお、この日には「オカマ=カマ=釜」という語呂合わせから釜飯を食べる習慣もあるといわれています。