エイプリルドリームの日 (記念日 4月1日)
「エイプリルフール」と同じ4月1日に、ウソではなく「本気の夢」を発信する——そんな発想の転換から生まれたのが「エイプリルドリームの日」です。プレスリリース配信サービス「PR TIMES」を運営する株式会社PR TIMESが制定し、2020年(令和2年)4月1日にプロジェクトが始動しました。同年、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。プロジェクトの名称は「April Dream(エイプリルドリーム)」。エイプリルフールがジョークでウソをついてよい日とされていることとは正反対に、企業・団体・個人が実現を目指す大きな夢をプレスリリースという形で世に発信する取り組みです。普段は口に出しにくいような「大きすぎる夢」を4月1日に言葉にしてみることで、挑戦する勇気が湧いたり、思わぬ出会いや協力者と巡り合うきっかけになったりすることを目指しています。
参加対象は企業・団体に限りません。個人も含めた誰もが「夢」を発信できるのが、このプロジェクトの特徴のひとつです。すでに1,100社を超える企業・団体が参加を表明し、毎年4月1日には数多くの「夢のプレスリリース」がPR TIMESを通じて配信されています。2025年には山手線の「ドリームトレイン」プロジェクトも実施され、全国から集まった5,200件超の夢が車内に掲示されました。
この記念日が提唱するのは、単なる夢語りではなく「夢の発信文化」です。夢を口にし、公にすることで、自分自身の行動が変わり、周囲に目標が伝わり、共感した人々が集まる——そうした連鎖を生み出すことに意義があるとされています。夢を「いつか叶えたいもの」として胸にしまっておくのではなく、どうすれば叶えられるかを真剣に考え、発信する日として4月1日を再定義しようという試みです。
4月1日は新年度のスタートでもあり、日本では新しい挑戦への意識が高まる時期です。その節目に「夢を語る」習慣を根付かせるこの試みは、既存のエイプリルフール文化に対してポジティブな対概念を打ち立てた、鮮やかな発想の転換といえます。