みんつくの日 (記念日 3月29日)

みんつくの日

530名以上の市民が出し合った約413万円の寄付金を元手に設立された、岡山発の市民コミュニティ財団がある。公益財団法人「みんなでつくる財団おかやま」、通称「みんつく」だ。3月29日の「みんつくの日」は、この財団名を「み(3)んつ(2)く(9)」と読む語呂合わせから定められた記念日で、2015年(平成27年)に日本記念日協会により認定・登録されている。「みんつく」が拠点を置くのは岡山県岡山市北区。「つなぐ、つたえる、シェアをする」をキーワードに掲げ、社会のさまざまな課題の解決を目指している。

財団が提供する仕組みの一つが、地域版クラウドファンディング「割り勘」だ。活動団体がプロジェクトを公開し、広く市民から少額ずつ資金を集める形式で、寄付者は自分が共感した課題に直接お金を届けることができる。もう一つの柱が「冠基金」で、個人や企業が自分の名前を冠した基金を少額から設置し、特定の分野や活動を継続的に支援できる仕組みだ。こうした二つのプログラムを軸に、ヒト・モノ・カネ・情報という資源の循環を積み重ねている。

取り組みの規模は着実に広がっており、2017年(平成29年)3月31日時点での累計寄付総額は約4385万円、寄付者数は2677名に上る。設立当初の413万円と比較すると、わずか数年で10倍以上に拡大した計算だ。「安心で持続可能な地域社会の実現」を目標に、岡山から全国に広がる地域課題の解決モデルとして注目を集めている。

3月29日には、財団の年間活動を報告する「みんつくフォーラム」が開催される。この日は単なる記念日にとどまらず、一人ひとりが自分の未来に対して意志を持ってお金や時間を使い、社会をより良くするために行動することを考えるきっかけとして位置づけられている。