万国博デー (記念日 3月15日)

万国博デー

77ヵ国が参加し、総入場者数6421万人を記録した「日本万国博覧会」(EXPO’70)の一般入場が始まったのが、1970年3月15日のことです。前日に開幕式が行われた大阪府吹田市の千里丘陵を舞台に、アジア初にして日本初の国際博覧会が、いよいよ市民の前にその扉を開きました。

アポロ12号が持ち帰った「月の石」を展示したアメリカ館は連日3時間待ちの行列を生み出し、ソ連館には宇宙船ソユーズが並びました。宇宙開発競争の真只中にあった冷戦時代の空気を吸い込むように、来場者たちは「未来」を目の当たりにしていました。

「人類の進歩と調和」(Progress and Harmony for Mankind)をテーマに掲げたEXPO’70は、1970年3月15日から9月13日までの183日間にわたって開催されました。77ヵ国が参加し、国際機構や企業パビリオンを含めると計116の展示館が千里丘陵に並びました。名誉総裁は当時の皇太子・明仁親王、名誉会長は内閣総理大臣・佐藤栄作が務め、国家の威信をかけたイベントとして位置づけられていました。建築家・丹下健三が基本計画を担い、岡本太郎が制作した「太陽の塔」がシンボルとして屹立。多くの企業・建築家・芸術家がパビリオン建設や映像・音響・展示物制作に起用され、高度経済成長の達成感と技術立国への自信が会場全体に満ちていました。

1964年の東京オリンピック以来の国家プロジェクトとして、戦後日本がアメリカに次ぐ経済大国へと駆け上がった証として開催されたEXPO’70。6421万人という最終入場者数は、2010年の上海万博に更新されるまでの40年間、万博史上最多の記録であり続けました。