サイフの日 (記念日 3月12日)
「春財布は財布が張る(ふくらむ)」という語呂合わせから、財布の買い替えシーズンとして広く知られる春。3月は古くから金運アップの季節とされてきましたが、そこに「サイフの日」という記念日が生まれたのは、売り場の活性化を図るメーカーの戦略と、縁起にまつわる日本人の文化が交差した結果です。
「サイフの日」は毎年3月12日。「サ(3)イ(1)フ(2)」という語呂合わせに由来し、東京都墨田区両国に本社を置くスタイル株式会社が制定した記念日です。同社は1992年(平成4年)に設立され、「ポール・スミス」「ロベルタ ディ カメリーノ」「ピエール・カルダン」「ヴィヴィアン・ウエストウッド」「ニューヨーカー」といった著名ライセンスブランドのバッグや財布を企画・販売しています。企業理念は「Good Style, Good Life 〜スタイルが人生を豊かにする〜」。全国の有名百貨店・専門店への供給を手がける会社です。
記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されており、この日を中心に一般社団法人・日本ハンドバッグ協会(現:日本バッグ協会)が全国の百貨店・専門店のお財布売り場でキャンペーンを展開しています。豪華賞品が当たる企画などが実施され、2018年(平成30年)は「サイフを替える。ココロがおどる。」がテーマとして掲げられました。
春財布の縁起は、風水や日本の伝統的な習慣に根ざしています。「張る財布」=金運が膨らむという連想から、立春(2月上旬)を過ぎた3月は財布の新調に最も縁起が良いとされる時期。一粒万倍日や天赦日といった吉日と重なる日は特に人気が高く、財布売り場の賑わいは毎年この季節のものです。「サイフの日」はそうした季節の需要と文化習慣を記念日という形で可視化したものとも言えます。