マルヨのほたるいかの日 (記念日 3月10日、4月3日)
兵庫県但馬地方の浜坂港は、ほたるいか水揚げ量で6年連続日本一を記録した港です。毎年1月下旬に漁が始まり、3月から4月にかけて最盛期を迎えます。その浜坂に近い香美町に本社工場を構えるマルヨ食品が制定したのが「マルヨのほたるいかの日」で、3月10日と4月3日の2日間が記念日に定められています。
日付の設定には独特の理屈があります。3月10日は「ほたるいかの水揚げが本格的に始まる時期」であることに加え、山陰地方の「山(さん=3)」と3月、「ほたるいかの足が10本」なので10日という語呂合わせが重なっています。4月3日は漁の最盛期である4月に、同じく「山(さん=3)」を3日に当てたものです。2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
マルヨ食品の工場は港のすぐそばに立地しており、水揚げされたほたるいかをその日のうちに搬入して加工します。鮮度が命のほたるいかにとって、この立地は製品の品質を左右する重要な条件です。仕入れから製品化までのスピードにこだわり、「ほたるいかのしぐれ煮」「ほたるいかの生姜煮」「ほたるいか醤油漬け」「ほたるいか素干」「ほたるいかピリ辛煮」など多彩な加工品を展開しています。変わり種の「但馬のハバネロ入りほたるいかの旨煮」という商品もあります。但馬海岸を含む山陰沿岸のほたるいかは底引き網漁で漁獲されます。富山湾での「身投げ」と呼ばれる浜への打ち上げ現象とは異なる漁法のため、年間を通じて安定した供給が可能です。記念日の目的は、兵庫県産ほたるいかの知名度向上と、マルヨ食品の製品PRです。全国的には富山のほたるいかが有名ですが、漁獲量では兵庫県が上回っているという事実は、この記念日をきっかけに広く知られるようになりました。