さくさくポテトスナックの日 (記念日 3月9日)

さくさくポテトスナックの日

「さくさく」という食感を商品名にそのまま込めた菓子が、愛知県三河地域に存在します。その名も「ポテトスナック」。1枚30円で買えるシンプルな駄菓子ですが、地元では長年にわたって愛され続けてきた伝説的な一品です。

もともとポテトスナックは安城市内の企業が製造していた西三河地域の名物菓子でしたが、2013年6月に突然販売終了となりました。この知らせはネット上でも大きな話題となり、販売終了前に買い占める消費者が現れるほどの騒ぎになったといいます。その後、西尾市に本社を置くかとう製菓の代表・加藤貴広氏が元の製造企業から機械を引き継ぎ、2014年から復活に向けた開発をスタートさせました。

レシピが存在しない状態からの出発だったため、生地と衣の2種類を一から試作。毎日繰り返した試行錯誤の末、約2年をかけて再現に成功しました。現在はコンソメ、コーンポタージュ、カレー、チーズ、幻の手羽先、お好み焼き、明太子、わさび、白えびかき揚げなど多彩なフレーバーを展開しており、月間60万袋を生産するまでに成長しています。ロングセラーのNo.1はコンソメ風味で、地元スーパーやコンビニ、観光地のお土産売り場でも広く販売されています。

3月9日は「さくさくポテトスナックの日」として、かとう製菓が制定しました。日付の由来は、このお菓子の最大の魅力である「さくさく」とした食感を「さ(3)く(9)さ(3)く(9)」と読む語呂合わせです。2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。

かとう製菓はえびせんべいを中心に600種類以上の商品を手がけており、全国各地の名産品と三河産えびせんべいをコラボした土産菓子の開発にも積極的です。ポテトスナックの復活もその姿勢の延長にあり、地域の食文化を守りながら新たなファンを増やし続けています。1袋3枚入り30円という価格は、かつての設定を今も変えず維持されています。