子宮体がんの日 (記念日 3月9日)
子宮体がんの患者数は年々増加しており、2019年には全国で約1万7,880人が新たに診断されています。同年の子宮頸がんの罹患数が約1万879人であることと比較すると、子宮体がんはすでに子宮頸がんを上回る罹患数となっています。50歳代に最も多く発症し、閉経前後の女性が特に注意を要するがんです。3月9日は「子宮体がんの日」です。日付は「し(4)きゅう(9)」の語呂合わせで4月9日が「子宮頸がんを予防する日」と定められており、頸部よりも体の上(内側)にできるがんであることから、その1ヶ月前の3月9日が「子宮体がんの日」とされました。茨城県で活動する「子宮体がんの会 ももとうふ」が2013年(平成25年)に制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されています。
子宮体がんのシンボルカラーはピーチリボンです。乳がんのピンクリボン、子宮頸がんのティールリボンと同様に、啓発活動のシンボルとして広く用いられています。ピーチリボン運動では、子宮体がんの早期発見と検診受診の促進を目的とした情報発信が続けられています。
子宮体がんの最も多い初期症状は不正出血で、患者の約90%に見られます。月経以外のタイミングでの出血、閉経後の出血などが代表的なサインです。出血量はわずかな点状のものから多量なものまでさまざまで、痛みを伴わない場合も多いため、見過ごされるケースがあります。気になる症状があれば早めに婦人科を受診することが重要です。
治療の予後については、5年相対生存率が84.2%と比較的高い数値を示しています。がんが子宮体部にとどまっている段階であれば5年生存率は87%に達しますが、骨盤を越えて膀胱などに広がった段階では19%まで低下します。早期に発見・治療を開始することが、予後を大きく左右します。定期的な婦人科検診を受けることが、早期発見への最も確実な備えとなります。