日本列島たこせんべいの日 (記念日 3月8日)

日本列島たこせんべいの日

タコの足は8本。その8本の足が、日本列島の隅々まで「たこせんべい」を届けるイメージと重なります。3月8日が「日本列島たこせんべいの日」になったのは、そんな洒落の効いた発想からでした。この記念日を制定したのは、愛知県碧南市に本社を置くスギ製菓株式会社です。1970年(昭和45年)3月に創業し、「たこせんべい」や「えびせんべい」をはじめとする海産物系の菓子を長年にわたって製造・販売してきた会社で、2022年(令和4年)には一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されました。

日付の3月8日には、二重の意味が込められています。まず「3」は、創業月である3月であり、同時に「幸(さち)」の語呂合わせ。そして「8」は、タコの足が8本であることに由来します。さらに、数字の8が描く2つの丸い輪を「縁(えん)」や「和(わ)」に結びつけるという、なかなか奥深い発想です。単純な語呂合わせにとどまらない、丁寧な設計が感じられます。

記念日の目的は、島国・日本が誇る海の幸「タコ」を使ったたこせんべいを、全国各地の人々に届けてその美味しさを広めること。そして、多くの人のもとに「多幸(たこ)」が訪れるようにという願いも込められています。食べるたびに「多幸」をもらえると思えば、ちょっとした手土産にも選びやすくなりますね。

たこせんべいは、タコ特有の旨みが薄く伸ばされた生地にぎゅっと凝縮された菓子です。噛むほどに広がる磯の香りと、パリッとした食感が後を引きます。碧南市は三河湾に近く、海産物との縁が深い土地柄。その地でじっくりと育まれてきた味が、全国のお土産売り場や産直コーナーで今も愛され続けています。