ザンパの日 (記念日 3月8日)
「ザン(3)パ(8)」の語呂合わせで3月8日に設けられた「ザンパの日」。沖縄県読谷村に本社・工場を構える有限会社比嘉酒造が制定し、2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されました。読谷村の名勝・残波岬からその名をとった泡盛「残波」を、より多くの人々に届けたいという思いが出発点です。比嘉酒造の創業は1949年(昭和24年)。太平洋戦争後の沖縄では物資が著しく不足し、粗悪なアルコールを口にして視力を失う人が続出していました。そうした厳しい時代に、安全で美味しい泡盛を地域へ提供しようと事業を起こしたのが比嘉酒造の始まりです。創業の精神は現在も受け継がれており、品質への真摯な姿勢が「残波」ブランドの信頼を支えています。
主力商品は「残波ホワイト」(25度)と「残波ブラック」(30度)の2種類。「ザンシロ」の愛称で知られるホワイトはフルーティーな香りとクセのないすっきりとした味わいが特徴で、泡盛の入門にも適しています。「ザンクロ」と呼ばれるブラックはキリッとした喉越しとコク深い風味が幅広い世代に支持されており、両製品とも黒麹を使った減圧蒸留で仕込まれています。製造から充填・ラベリングまで高い衛生管理のもとで一貫して造られているのも特徴のひとつです。
「ザンパの日」には、春の訪れとともに「残波」を酌み交わしながら新たな気持ちで季節を迎えてほしいという願いも込められています。沖縄では泡盛を水や炭酸で割って食事と合わせる飲み方が定番で、「残波」もロック・水割り・炭酸割りと幅広いスタイルで楽しまれています。戦後沖縄の厳しい記憶を起点に生まれた一本が、今日も読谷村の工場から全国へと届けられています。