国際女性デー (記念日 3月8日)

国際女性デー

1908年のニューヨーク、女性労働者たちが「参政権」と「労働条件の改善」を求めてデモ行進を起こしました。縫製工場で働く女性たちが中心となったこの行動が、3月8日という日付に世界的な意味を与えるきっかけになりました。1910年、デンマークの首都コペンハーゲンで開かれた国際社会主義女性会議で、ドイツの社会主義者クララ・ツェトキンが「女性の政治的自由と平等のためにたたかう記念の日」を設けるよう提唱し、賛同を集めて採択されました。その後、アメリカ・ヨーロッパ各地でこの日を軸にした集会や運動が広がっていきます。

日本での最初の取り組みは1923年(大正12年)です。社会主義婦人団体・赤瀾会(せきらんかい)が中心となり、種蒔き社の後援で東京・神田のキリスト教青年会館において、婦人の政治的・社会的・経済的自由を訴える演説会が開催されました。関東大震災の起きた年でもあり、社会変革への機運が高まっていた時代のことでした。

国連は「国際婦人年」である1975年に3月8日を「国際婦人デー(IWD)」と定め、1977年の国連総会で正式に決議されました。現在は「国際女性デー」と表記が改められています。毎年テーマが設定され、国連事務総長が加盟国に対して女性の社会参加を推進するよう呼びかけます。

この日、世界各地でイベント・シンポジウム・デモ行進などが実施されます。イタリアではミモザの花を贈る慣習があり、その文化は日本にも広まりました。「ミモザの日」とも呼ばれる背景にはこうした経緯があります。制定から100年以上が経った今も、賃金格差・教育機会・政治参加などをめぐる課題は世界各地で続いており、3月8日は現在進行形の問いを突きつける日でもあります。