さかなの日 (記念日 3月7日)
日本人の一人当たり魚介類消費量は、2001年度の約40キログラムをピークに右肩下がりが続き、2020年度には23.4キログラムと過去最低を更新しました。かつて32年間にわたり世界トップだった魚大国が、いまや消費量ランキング7位前後に後退しているという現実があります。
そんな「魚食離れ」に歯止めをかけようと生まれたのが、毎年3月7日の「さかなの日」です。日付は「さ(3)かな(7)」の語呂合わせで、この日に魚を食べることを提案しています。さかなジャパンプロジェクト推進協議会が制定し、2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
魚食離れの背景には、食の洋風化や調理の手間といった要因が挙げられます。肉類と比べて骨処理が難しく、においが気になる、価格が不安定といった理由から、特に若い世代で敬遠される傾向が強まっています。2002年以降の約15年間は年率2.7%のペースで消費量が減少しており、このままでは魚食文化そのものが失われかねない状況となっています。魚介類はタンパク質やDHA・EPAといった不飽和脂肪酸を豊富に含み、生活習慣病の予防や脳の健康維持にも役立つとされているだけに、この傾向は非常にもったいない状況です。
一方、世界に目を向けると魚介類の需要は増加傾向にあります。和食がユネスコ無形文化遺産に登録されて以降、日本の魚食スタイルへの関心は海外でも高まっており、寿司や刺身をはじめとする魚料理は健康志向の食ブームとも相性がよく、さかなジャパンプロジェクトはこの世界的な追い風を活かした普及活動を展開しています。旬の魚を食べることは、日本の食文化や漁業を支えることにもつながります。3月7日は、食卓に一品、魚料理を取り入れてみるきっかけとなる日です。