サウナの日(サウナ健康の日) (記念日 3月7日)
サウナ室の温度は80〜100度前後。じっとしているだけで大量の汗が噴き出し、体の深部まで温まります。その後に水風呂へ入ると、皮膚表面の温度が急激に下がる一方で深部体温は高いまま維持される独特の状態が生まれます。この落差が交感神経を刺激し、外気浴で体が落ち着いていくときに副交感神経が優位になる——この一連の流れが「ととのう」と呼ばれる感覚の正体です。
公益社団法人日本サウナ・スパ協会が制定した「サウナの日」は3月7日。「サ(3)ウナ(7)」という語呂合わせに由来します。同協会の前身である日本サウナ協会が1984年(昭和59年)に「サウナ健康の日」として制定したのが始まりで、現在は日本記念日協会に「サウナの日」として認定・登録されています。
サウナの発祥はフィンランドで、その歴史は2000年以上ともいわれます。フィンランドでは国民的な文化として家庭にも普及していますが、日本では銭湯や温泉施設の付帯設備として広まり、独自の形で定着してきました。2019年にドラマ「サ道」が放送されると検索数が急上昇し、「ととのう」という言葉が一気に浸透。若い世代を中心に利用者層が拡大し、ソロサウナや屋上サウナなど施設の形態も多様化しました。
健康効果に関しては、習慣的なサウナ利用が自律神経のバランスを整えるほか、血管拡張による血圧低下、心臓疾患リスクの軽減、さらには認知症リスクの低減との関連を示す報告もあります。2024年の調査では月1回以上利用する人の割合は27.7パーセントで、20代男性では週1回以上が17.6パーセントにのぼります。サウナ・水風呂・外気浴を1セットとして2〜3回繰り返す入り方が「ととのい」を得やすいとされており、健康維持には週2〜3回のペースが目安です。サウナの日は、こうした入浴文化を通じて疲れた人々が健康な生活を取り戻すきっかけになることを目的として設けられました。