三輪車の日 (記念日 3月3日)

三輪車の日

子供が生まれて初めて自分の力で動かす乗り物として、三輪車は長年にわたって親しまれてきました。その三輪車に注目を集めようと制定されたのが3月3日の「三輪車の日」です。1952年(昭和27年)創業の幼児用乗り物メーカー・アイデス株式会社(東京都台東区)が制定し、2016年(平成28年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。

日付が3月3日に選ばれたのは、「3」と「3」で三輪車の三輪をイメージしやすいためです。3月は寒さが和らぎ外遊びに向き始める時期でもあり、ひな祭りと同じ日であることもあって、春の到来とともに子供が外で乗り物に親しむきっかけになる日として位置づけられています。三輪車の最大の特徴は座面が低く安定感があることで、バランス感覚がまだ発達していない幼児でも安全に乗ることができます。また、ペダルをこぐという動作そのものを習得する最初のステップとしての役割も担っており、自転車の補助輪なしへの移行を見据えると、早い段階でペダル操作に慣れておくことは大きな意味を持ちます。

近年は三輪車も多様化しています。アイデス株式会社では、シンプルでスポーティーなフォルムのモデルから、ドーム型サンシェード付きのキャラクターデザイン、コンパクトに折りたためるタイプまで幅広い製品を展開しています。また、足で地面を蹴って進む「足蹴り三輪車」のように、ペダルなしで低年齢から使えるモデルも登場しており、対象年齢は10ヶ月から使用できるものもあります。

三輪車の日は、こうした三輪車の良さを改めて見直す機会として設けられました。電動玩具やデジタルおもちゃが普及する中でも、子供が自分の足と腕を使い、屋外で乗り物を操作する体験は、身体の発達において独自の価値を持ちます。創業70年以上にわたって幼児用乗り物を作り続けてきたアイデス株式会社が、この記念日を通じて三輪車の存在を再び広く伝えようとしています。