耳かきの日 (記念日 3月3日)
3月3日は「耳かきの日」。「み(3)み(3)」の語呂合わせで、神奈川県横浜市に本社を置く耳かき具メーカー・株式会社レーベン販売が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録された記念日です。耳の衛生に関する知識の普及や、聴覚障害の予防・治療への理解を深めることが目的で、耳かき具を通じて耳の衛生の大切さをアピールすることを目指しています。
耳かきの歴史は古く、古代ローマ遺跡からは青銅製の耳かき道具が発見されており、中国の河南省では3000年以上前の遺跡から翡翠製のものが出土しています。日本に耳かきが登場したのは江戸時代。当初はかんざしの飾り部分の先に小さな匙状のものがついたスタイルで、やがて反対側にふわふわした「梵天」と呼ばれる羽毛のパーツが加わりました。この「匙+梵天」という基本形は、実に数百年にわたって変わっていません。
耳かきが普及しているのは主に東アジアです。日本人を含む東アジア人種には乾いた耳垢が多く、匙でかき出すスタイルが合っています。一方、粘性の耳垢が多い欧米では綿棒が主流で、耳かきはほとんど見かけません。耳垢の乾湿は遺伝で決まるため、東アジア特有の生活道具として定着しているのです。そんな耳かき文化を支える企業のひとつが、記念日の制定者でもある株式会社レーベン販売です。同社は「ののじ」というブランド名で耳かき具をはじめとする手道具を展開しています。「ののじ」は漢字で「野々慈」と書き、「広々とした野原の慈しみや謙虚さを重んじる心」を意味する言葉。照れたときに畳に「の」の字を描く「のの字を描く」という表現にちなんでいます。同社では、かき心地の好みや耳穴の大きさに応じてヘッド部分の形状を選べる「ののじ耳かき」シリーズを製造・販売しています。