冠元顆粒の日 (記念日 3月1日)

冠元顆粒の日

「血の滞り」を改善する漢方薬として、日本で初めて許可を取得したのが「イスクラ冠元顆粒(かんげんかりゅう)」です。1991年(平成3年)3月1日の発売開始から現在に至るまで、中年以降の血行関連の不調に悩む人々に広く使われてきました。この発売日にちなんで、製造・販売元のイスクラ産業株式会社が3月1日を「冠元顆粒の日」として制定しています。

冠元顆粒が対象とするのは、漢方医学でいう「瘀血(おけつ)」という状態です。瘀血とは、血液の流れが悪く滞ることで血が汚れたり、粘度が高まって流れにくくなった状態を指します。現代医学的にはドロドロ血液に近い概念で、頭痛・肩こり・めまい・動悸といった症状と関連があるとされています。冠元顆粒はこの瘀血を改善することを目的とした製品です。

成分はタンジン(丹参)、コウカ(紅花)をはじめとする6種類の植物性生薬から抽出したエキスを顆粒状にしたもの。中年以降または高血圧傾向のある人の、頭痛・頭重・肩こり・めまい・動悸の改善に用いられます。植物由来の生薬エキスを使いやすい顆粒剤にまとめた処方で、中国漢方(中成薬)の知見を日本の医薬品として製品化した点が特徴的です。

イスクラ産業株式会社は1960年(昭和35年)3月1日に設立された企業で、東京都中央区日本橋に本社を置きます。ロシア・CIS諸国・中国との医薬品・医療機器・化学品の輸出入、および中成薬(中国漢方製剤)の製造・販売を手がける専門商社です。冠元顆粒はその中核製品のひとつとして、薬局などを通じて全国に流通しています。会社設立日と製品発売日がともに3月1日という一致も、この記念日の背景として興味深い点です。この製品が市場に登場するまでに、実に10年もの歳月が研究・製品化に費やされました。ただ成分を組み合わせるだけでなく、日本の薬事承認を取得するための安全性・有効性の検証を含めた長期にわたる取り組みの末に誕生した漢方薬です。