二部式帯の日 (記念日 2月24日)
着物を着てみたいけれど、帯が結べない。着付け教室で習ったのに、一人でやると形が決まらない。帯結びは着付けの中で最もハードルが高いと言われています。
現在主流の「お太鼓結び」が広まったのは江戸時代後期のこと。文化年間に亀戸天神の太鼓橋が再建された際、渡り初めに招かれた深川の芸者たちが太鼓橋にちなんだ帯の結び方を披露したのが始まりとされています。以来200年にわたり正装の帯結びの基本として定着してきましたが、美しい四角い形に仕上げるには、帯枕の位置、たれの長さ、しわの処理など細かな技術が求められます。この壁を取り払うために生まれたのが「二部式帯」でした。
胴に巻く部分と、お太鼓の形をあらかじめ作った部分の2つに分かれています。胴にマジックテープで巻きつけたら、背中のフックにお太鼓をかけるだけ。慣れれば2分とかかりません。見た目は普通の帯と見分けがつかず、柄の位置も自在に調整できます。長時間着ていて苦しくなったときに、お太鼓を崩さずに胴だけゆるめられるのも実用的なポイントです。仕事で毎日着物を着る料亭の女将さんにも支持されています。
大阪の着物ウェブショップ「CHAI-SHOP」が制定しました。日付は「二(2)部(2)式(4)」の語呂合わせです。ちょうどお正月や成人式が終わり、卒業式・入学式を控える時期でもあります。2017年(平成29年)に日本記念日協会により認定・登録されました。