Care222の日 (記念日 2月22日)

Care222の日

人がいる空間で、紫外線による除菌を行う——かつては相反する条件でしたが、ウシオ電機株式会社が開発した「Care222(ケアツーツーツー)」はその常識を覆しました。波長222nmの紫外線は、一般的な殺菌用UV-C(254nmなど)と異なり、人間の皮膚や目の表面に届く前に細胞に吸収されるため、有人環境下でも安全に使用できることが複数の研究機関によって立証されています。コロンビア大学の基本特許をもとに実用化されたこの技術は、2月22日を「Care222の日」として日本記念日協会に登録されています。

除菌のメカニズムは、加熱でも薬剤でもなく、光そのものです。222nmの紫外線はウイルスや細菌が持つDNA/RNAの構造に直接作用し、増殖能力を失わせます。薬剤を使わないため耐性菌が生まれにくく、接触も不要です。広島大学病院の実証では、0.1 mW/cm²の照射条件で10秒間照射することで新型コロナウイルスを88.5%不活化、30秒で99.7%に達することが確認されました。デルタ株やオミクロン株といった変異株に対しても同等の不活化効果が認められており、パンデミック下で世界から注目を集めました。

222nmという波長の紫外線は、太陽光の中にも存在しています。ただし大気層(オゾン層など)に吸収されてしまうため、地表には届きません。殺菌波長として広く知られる254nmのUV-Cは、地上に届くUV-AやUV-Bに比べて除菌力が高い反面、人体への影響があるため従来は有人環境での使用が困難でした。Care222はこの課題を、特殊な光学フィルターで230nm以上の波長をカットする設計で解決しています。コロンビア大学、ハーバード大学、シンガポール国立大学、神戸大学など国内外の複数機関が安全性と有効性を検証しています。

ウシオ電機は東京都千代田区丸の内に本社を置き、産業用光源・光学装置の分野で多数の世界トップシェア製品を持つ企業です。ライフサイエンス・環境衛生分野にも事業を広げており、Care222はその象徴的な製品の一つです。日付の「2月22日」は技術名「Care222」の数字222にちなんでいます。

記念日は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されました。