頭痛にバファリンの日 (記念日 2月22日)
「バファリンの半分はやさしさで出来ています」。このキャッチコピーを一度は耳にしたことがある方は多いでしょう。実際には質量比でおよそ4分の3をアスピリンが占め、胃を守る緩衝制酸剤は残り4分の1にすぎませんが、長年にわたって親しまれてきた一言です。バファリンを製造・販売するライオン株式会社は、2月22日を「頭痛にバファリンの日」として制定しています。
「ず(2)つう(2)に(2)」の語呂合わせが日付の由来で、頭痛に悩む20代・30代の女性を応援する趣旨の記念日です。
バファリンの原点は、米国ブリストル・マイヤーズ社が1950年代に開発・発売した解熱鎮痛剤です。日本への導入は、ライオン歯磨の社員が米国留学中にブリストル・マイヤーズ社を研究対象として取り上げたことがきっかけとされています。1962年に両社の提携契約が成立し、翌1963年(昭和38年)に日本での販売が始まりました。社名が「ライオン歯磨」であったことには、「歯痛にも効く」という意味合いも含まれていたとされています。
発売当初、バファリンはテレビCMに積極的に投資しました。1964年の東京オリンピックのカラー放送に伴いテレビの普及が一気に進んだ時期と重なり、医薬品としては異例の規模でCMが流れました。この広告戦略が「バファリン」という名前を日本中に浸透させる大きな要因となっています。その後、主成分を変更・追加した複数の製品群を展開し、現在もロングセラーブランドとして市場に存在しています。
なお、「Bufferin」という商品名は、緩衝剤(Buffer)と頭痛薬の成分アスピリン(Aspirin)を組み合わせた造語です。胃への負担を和らげるという特徴を名前そのものに込めており、発売から60年以上が経った現在も、その基本コンセプトは受け継がれています。