交通事故死ゼロを目指す日 (記念日 2月20日、4月10日、9月30日)

交通事故死ゼロを目指す日

2008年(平成20年)に始まった「交通事故死ゼロを目指す日」は、日本の交通事故死者数がピーク時の4分の1以下に減った今もなお、国民運動として続いています。1970年に1万6,765人を記録した交通事故死者数は、車両の安全技術の向上や道路整備、シートベルト着用の義務化、そして繰り返しの啓発活動が積み重なって減少を続け、2024年には2,663人にまで下がりました。それでも、1日あたり7人以上が交通事故で命を落としている計算になります。「ゼロ」という目標はいまだ達成されておらず、この運動が続く理由もそこにあります。

この日は年3回設けられています。2月20日、4月10日、9月30日の3日で、いずれも末尾に「ゼロ」がつく日付が選ばれました。ただし、統一地方選挙が行われる年は春の全国交通安全運動の実施週が5月11日から20日に変更されるため、春の「交通事故死ゼロを目指す日」も4月10日から5月20日へと変更されます。

内閣府が主導するこの取り組みは、2008年1月に閣議決定された「生活安心プロジェクト」の一環として始まりました。同プロジェクトには4つの国民運動が含まれており、「食の安全・安心に関する対話」「子どもの施設の安全全国一斉総点検」「青少年を有害情報環境から守るための国民運動」とともに交通安全が柱の一つに位置づけられています。

毎年この日を中心に、小学校での交通安全教育、街頭でのパンフレット・啓発品の配布、地域の安全運動が展開されます。国民一人一人が交通ルールを守り、交通マナーを実践することで事故をなくすよう呼びかけるのが基本的なスタンスです。2021年4月8日には、1968年に日別統計を開始して以来53年ぶりに全国で一日の交通事故死者がゼロを記録するという出来事もありました。

一方で、全体の死者数が減少傾向にある中、75歳以上の高齢ドライバーによる事故や飲酒運転、スマートフォン操作中の事故はむしろ増加傾向にあります。