フェムテックを学ぶ日 (記念日 2月19日)

フェムテックを学ぶ日

毎月の生理、妊娠、出産、更年期——女性が人生で直面する健康課題を、テクノロジーで解決しようという動きが「フェムテック(Femtech)」です。女性(Female)とテクノロジー(Technology)を組み合わせたこの造語は、今や日本市場だけで800億円規模に成長しています。2月19日は「フェムテックを学ぶ日」。東京都港区浜松町に事務局を置く一般社団法人・日本フェムテック協会が制定し、2022年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された記念日です。

日付の由来は語呂合わせで、「フェム(2)テッ(10)ク(9)」と読み、2月19日にあてています。さらに2022年2月19日に同協会が初めての認定資格2級講座を開催した日付と重なることも、この日が選ばれた理由のひとつです。記念日の目的はフェムテックのリテラシー向上、製品・サービスの安全性向上、医療従事者への教育、そして研究への貢献とされています。同協会が掲げる理念は「女性のライフステージに応じて、どんな時も体と心のバランスをとりながら自分らしく活躍できる社会が当たり前になってほしい」というものであり、月経周期の管理アプリ、ホルモンバランスをモニタリングするウェアラブルデバイス、更年期症状に特化したサプリメントなど、対象領域は幅広く、近年はドラッグストアやバラエティショップでも専用コーナーが設けられるほど流通チャネルが全国に広がっています。

矢野経済研究所の調査によると、日本のフェムケア・フェムテック市場(消費財・サービス)は2024年に約803億円に達し、2025年には888億円規模に拡大すると見込まれています。世界市場に目を向けると、2032年までに296億ドル超に成長するという予測もあります。女性の健康に関する課題が長年にわたり「当然のこと」として個人の問題にされてきた背景を考えると、この市場の急拡大はそれだけ潜在的なニーズが大きかったことを示しています。

「フェムテックを学ぶ日」の2月19日には、日本フェムテック協会が主催する「JAPAN FEMTECH SUMMIT」が毎年開催されています。専門家による講演や認定資格講座が行われ、医療・ビジネス・生活者それぞれの立場でフェムテックへの理解を深める場として機能しています。女性の健康課題をタブー視せずに正面から向き合うこの記念日は、知識のアップデートを促すひとつの機会といえます。